AO入試
{{観点|議論の場所|date=2010年6月}}
AO入試(エーオーにゅうし、アドミッションズ・オフィス入試)は、出願者自身の人物像を学校側の求める学生像(アドミッション・ポリシー)と照らし合わせて合否を決める入試方法である。
学科試験の結果で合否が決まる従来の一般入試とは異なり、論文、志望理由書や面接などにより出願者の個性や適性に対して多面的な評価を行い合格者を選抜する。
概要
1990年(1990年)慶應義塾大学の湘南藤沢キャンパス(SFC2学部)が、他に先駆けて導入した(その後、他学部でも実施)審査は主に志望理由書、面接等に基づいて行われる。例えばAO入試を最初に導入した慶應大学の湘南藤沢キャンパスのAOでは、受験者は大学で行いたい研究内容についての論文を作成し、その内容を面接時にプレゼンすることが求められる。日本数学オリンピックや弁論大会等、コンテストで一定の成績を収めた受験生に対しては、その成績も選考の材料として使われる。[http://www.admissions.keio.ac.jp/exam/ao_sfc.html</ref>]
今日では、大学院入試においても、AO入試を導入している大学が増えており、大学によっては学士号を取得していない学生でも大学院に入学が可能となっている。
課題
「中教審(中央教育審議会)」や「教育再生懇談会」の場で、「AO・推薦入試」が、「大学生の学力低下につながっている」と問題視しており、学力を担保するために、新たに設ける学力試験「高大接続テスト(仮称)」を実施すべき[「高大接続テスト 大学生の学力低下をどう防ぐ」 読売新聞 社説 2009年1月7日][「学力確保へ高校でテスト 大学と連携して検討」 朝日新聞 2009年2月8日]との検討がなされるに至っている。このような指摘にも関わらず、AO入試で入学した学生の方が、一般入試で入学した学生よりも学力が優れているというデータもある。例えば、慶應義塾大学の湘南藤沢キャンパスでは、AO入試の導入以降、一貫してAO入学者のGPA換算の成績(平均値)が一般入試による入学者よりも高い。また早稲田大学においても、AO入試による入学者の入学後の学業成績も、一般入試による入学者よりも良好という報告書を公表している。[http://www.waseda.jp/kyomubu/hyouka/2005houkoku/2005_03_01_01.pdf ]
また、多くの私立大学においてAO入試が、青田買いの手段となってしまっているという指摘がある。旧来型の推薦入学では出願が11月以降という決まりがあるが、AO入試にはこの規制がないため、青田買いが過熱し夏休み前に合格者を出すケースも少なくない[{{Cite web]
|date=2007-05-02
|url=http://osaka.yomiuri.co.jp/university/rensai704/dn70502a.htm
|title=<3> AO入試 青田買い過熱
|work=入試は変わったか
|publisher=読売新聞
|accessdate=2008-08-14
}}[「AO入試 青田買いの手段ではならぬ」 読売新聞 社説 2008年5月12日]。一方で、入学までに空白期間が生じることを利用し、「入学前教育」を実施している大学が多く出てきている。ベネッセが2005年度にAO入試を実施した大学を対象に調査したところ、74%の大学が入学前教育を行っていた[『第2部・「全入時代」の幕開け/3 入学前教育』 毎日新聞、2006年12月6日東京朝刊]。
脚注
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関連項目
{{DEFAULTSORT:えおにゆうし}}
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