のぼのぼSNS内ニックネーム:Chiemi イギリス、ロンドン留学を体験されたChiemiさんの留学エピソードをご紹介! 渡航先:イギリス・ロンドン 渡航時期:1999年4月〜2002年4月 ※のぼのぼSNSで探してみてください!
「もっと違う世界を見てみたい」もともと好奇心旺盛で、色々なことにチャレンジするのが大好きな私にとって、そこで生まれたからという理由だけでずっと国内で暮らし続けるということがだんだんと息苦しく感じるようになり、22歳の誕生日、新しい世界への旅立ちと新たな経験を求めて留学を決意しました。次の23歳の誕生日は絶対に海外で迎えると・・・。しかし肝心の英語は大の苦手。「行けばしゃべれるようになるって本当かな?」外国語の上達にはその国へ行って実際に暮らしてみるのが一番の近道という、色々なところでよく耳にする嘘のような本当のようなこのウワサ・・・それじゃ、自分自身で確かめてみよう!こんなことが動機となり、それから5ヵ月後、イギリス・ロンドンへと旅立ちました。
留学先でまず困ったのは日本の歴史問題。特に太平洋戦争に関する近代史です。他国の学生たちは私たち日本人の歴史認識とそれに対する考えに大変関心を持っています。しかしその期待に答えられる日本人は少なく、自分の知識の少なさに愕然としてしまいます。そもそも日本の学校教育がそういった部分をきちんと教えていないという事実があるので無理はないのですが・・・海外へ行く人は日本にいる間に自分の国の歴史についてよく勉強しておくか、日本近代史に関する本を持参することをオススメします。また、日本の文化についてもよく質問されます。知っていても英語でなんと説明すればいいか困ることがよくあるので、英語と日本語で併記されているような紹介本を持参すると、きっと役に立つと思いますよ。
常に身の安全と健康に気をつけることが最重要だと思いますが、その中には毎日の食事に対する‘食の安全’に注意を払うということも含まれていると思います。特にイギリスなら牛肉は避ける、同様に豚肉・ラム肉製品にも気をつける、生卵もサルモネラ菌の心配があるので必ず調理してから食べる、野菜やフルーツを多く食べるように心がける・・・など。留学中は少しでも節約をしたいと思うものですが、あまりに食の質を落として安い加工食品や添加物の多く含まれた食品、脂っこいファーストフードばかり食べることは将来の自分の健康に影響しますから気をつけて頂きたいものです。日頃から食に関心を持ち、常に最新の情報をキャッチして下さい。
私の引越し回数は3年間で15回以上。大抵の方はビックリして「大変だったでしょう?!」と言って下さいます。引っ越す先々に何かしら問題があり、気に入っていても大家側の都合で退去が必要だったり、快適な環境に長く滞在することは難しく、そういう意味では確かに大変でした。でも逆にこれは日本と違って引越しというものが気軽にしやすい環境にあったとも言えると思うのです。何故かといえば部屋を借りる際、日本のように礼金というものがなく、敷金も家賃の2〜3週間分でよかったり、その後の家賃も週単位の支払いが基本なので入居時の負担が極端に少ないのです。そして家具付の部屋がほとんどなので色々購入する必要がなく、移動も後部に広いスペースがあるタクシーを頼めば充分。そういうわけでこれだけ引越しが出来ました。日本では考えられませんよね。
ロンドン市内にはたくさんの見所がありますが、私のお気に入りスポットはセントポール大聖堂です。白亜の外観が青空に映えるこの美しい大聖堂はバチカンに並ぶとも言われるヨーロッパ教会建築の傑作です。故ダイアナ妃が結婚式を行ったのでも有名。中へと続く階段を一段一段上っていくだけで荘厳な気分がしてきます。内部の絵画や壁画、石造物、モザイクや彫刻も大変素晴らしく、特にドームの内側を中から見上げれば、その美しさに感動することでしょう。このドームの頂上まではらせん階段(全部で530段!)で上ることもでき、途中の「ささやきの回廊」では42メートル離れた反対側にいる人のささやき声が壁からから聞こえてくる・・・という不思議体験も出来るんです。地下にはかわいいカフェがあり、紅茶とスコーンで一休みするのもいいですよ。
電車に乗っていたら突然「All Change Please」というアナウンス。でもまだ現地に不慣れで意味がわからず、回送電車に乗り続けてしまいました。扉が閉まり、電車が走り出すとホームの人たちが私を指差して騒いでいます。そこで「しまった!」と気付きましたが、時すでに遅し。空っぽの電車はどこかに向かって走りつづけ、しばらくして停止しました。私はパニックに陥って車内を歩き回り、いよいよ窓ガラスを叩いて助けを呼ぼうとした・・・その時!コツコツという足音とともに運転手さんが現れました。「キミ、パニくってるねぇ!でも安心して、この電車はしばらくしたら又さっきの駅に戻るから。」私はホッと一安心。さらに、「時間になるまでヒマだから運転の仕方を見せてあげるよ、ほらこんなにカンタンなんだ!」と、運転席を見学させてくれました・・・日本ではまずあり得ない貴重な体験!ちょっとトクした気分でした(笑)
日本と全く違った習慣や価値観を持った社会や人々と出会ったことで、確実に視野が広がったと思います。色んな角度で物事を考えられるようになり、留学以前は知らず知らずのうちに入っていた肩の力が抜けていくのを実感しました。つまり、山あり谷ありのこれからの人生を、何とかうまく楽しんで、ポジティブに生きていく術を留学で得たように思うのです。他国を知ることで、同時にそれまでは近すぎて見えなかった自分の生まれた国、日本をよく知ることが出来たのも、留学ならではだったと思います。今までは常識と思っていたことが世界ではちっとも常識でないということを知り、「この世の中、当たり前のことなんて何一つないんだ!」ということに気付き、感謝できるようになったのは、海外に一人で飛び出してみて、実際にそこで生活出来たおかげです。今では「留学は人生の必須科目!」とも思っていますので、ぜひ一人でも多くの方々に留学して頂きたいです。